複数の筋力・関節を同時に、あるいは協調的に動かす神経系のトレーニングです。
学校体育などで行う種目はこのようにいくつかの筋肉・関節を複雑に動かさなければいけません。
そのために単体的な動きだけができても学校体育は克服されていかないのです。
コーディネーショントレーニングは大きく分けて3つの効果があります。

①動きのもとづくり
さまざまな学校体育の技能の習得以前に必要な「動きのもと」を作ることができます。
この動きのもとの基盤をしっかり作ることで、専門・応用技能の習得をよりスムーズにすることができます。
②筋肉と神経の回路作り
「運動神経がいい人」というのは、複雑な情報を、より的確に脳に送り、的確に判断し、より的確に筋肉へ命令し、より的確に筋肉が動く人です。コーディネーショントレーニングでいくつかの動きを同時に行うことによって、脳からの情報をできるだけ速く、正確に筋肉に指令が出るようになります。
③コミュニケーション能力の向上
コーディネーショントレーニングは脳の前頭葉を活性化させます。
コーディネーショントレーニングを行うことにより、思考中枢であり人らしさを形成する前頭連合野を刺激することができます。
前頭連合野には、「知性」「感情」「意欲」をつかさどる部分もあり、「できなくても楽しい」という感情が湧いてくるため、失敗経験の苦手な子どもでも楽しく取り組めます。コーディネーショントレーニングは脳のワーキングメモリを強化することもできます。 ワーキングメモリを鍛えることにより人の会話をメモとして記憶でき、その記憶を元に自分の意見を考えられるようになることで、人との会話が長く正しく続くようになります。

 

コーディネーション能力には7つの運動能力に分類されています。以下、7つの能力を向上させることができます。

①定位能力
相手やボールなど動いているものに対して、自分の位置関係を正確に把握し調節する能力
(例)野球の外野フライを捕る。

 

②識別能力
手や足・用具などを連携させ、精密に操作する能力。
(例)剣玉で「もしもしかめよ」。調理器具。自転車のハンドル操作

 

③変換能力
状況の変化に合わせて、素早く動作を切り換える能力。
(例)つまずいて転びそうになった時に、手をついて顔から落ちるのを防ぐ。

 

④連結能力
関節や筋肉の動きスピードを合わせたり、タイミングよく同調させる能力。
(例)鉄棒で逆上がりをする。

 

⑤反応能力
合図に素早く反応して、正確に対応する能力。
(例)100mのスタートダッシュで合図に反応する。

 

⑥リズム能力
リズムにタイミングを合わせて身体で表現する。
(例)「じゃんけん」を出すタイミング。縄跳び。一定のペースで走る。

 

⑦バランス能力
不安定な体勢でも動きを継続したり、姿勢を立て直す能力。
(例)電車やバスの立ち乗り乗車。

 

ナチュラルキッズではアセスメントに基づき個別プログラムを作成し、お子様それぞれに必要な支援を提供していきます。